25年ぶりの出会い

娘と一緒に伊豆に来ている。
娘は明日、浜名湖に同窓会に行くので何かお土産を買いたいというので、田京のハワイアンセンターに来た。
家内の実家は田京にあるがハワイアンセンターは一度、用事があって来ただけ。
特に買いたいものもないまま、お土産コーナーにぶらりと入っていった。
すると、売店のオヤジさんが声をかけて来た。

何やら運勢判断をしてきた。
「お客さんは、丑年ですか?ねずみ年ですか?」といきなり聞いてきた。
「私は昭和22年だけど、私よりも若いですよね。」
私は渋々24年の丑年」と答えてしまった。
術中にはまったのだ。
それからはオヤジさんの独壇場。
「25年は虚空蔵菩薩ですね。この菩薩は… 」
こんな調子でどんどん進む。
そのうちいろんな商品を紹介し始めた。
私はこれらの商品は見たことあるし、持っていると答えた。
オヤジさんは素直に信じない。
私は25年位前、鍵和田松琴の竹の掛け軸を修善寺に買いに行ったと説明するとびっくりした。
「松琴は私の母親で、今は私の妹が継いでいる。」と言った。
私は、思わぬ人と会ったので写真を撮ってもいいかと尋ねたら、どうするのか?と聞いてきた。
25年ぶりの出会いをホームページに掲載するというと言いながら、私のページをiPhoneで見せると、
少々驚き気味に、是非とも妹の店にも行ってくれと言う。
私は是非とも行ってみると約束して売店から離れようとすると、そのオヤジさん、娘を呼び止めて、「いい物をあげよう」と言って、腕輪を机の引き出しから出して、くれた。
「これは、幸運をもたらすからね」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です